カジノで簡単に楽しめるルーレット

目 次
プレイスタイル(遊び方)
カジノには、ポーカー、スロット、バカラ、等の定番ギャンブルがありますが、
中でも初心者にもわかりやすく、基礎的なルールさえ覚えれば、あとは、ギャンブルらしく、
運が結果を左右するゲームは、ルーレットがあげられるでしょう。
ルーレットのプレイスタイル(遊び方)は簡単です。それでは、ルーレットの基本的な遊び方を説明します。
まずは、手始めに赤と黒、どちらのポケットに球が入るかを予測して賭ける方法です。
当たっても賭けたコインの2倍にしかなりませんが、堅実にコツコツと当てに行くならば、
この賭け方が一番安心して遊べるでしょう。これをレッド/ブラックと呼びます。
しかしながら、ルーレットは、ほかのギャンブルゲームとは違い、運だけが頼りの賭け事であるとも言えます。
ポケットは38個あり、1から36までのポケットと0、00のポケットがあって、例えば、
「 5 」にコインを賭けて、「 5 」に当たれば36倍の配当がもらえます。これをストレートアップといいますが、
なにしろ、38分の1の確率でしか当たりません。まさに運のみが左右される賭け方です。
もう少し深く掘り下げると、賭け方には、インサイドペット、アウトサイドペットという賭け方が有り、分かれるのですが、その賭け方は複雑ですが、覚えれば簡単な要素です。
しかしながら、ストレートアップやレッド/ブラックのように簡単な賭け方を覚えているだけでも十分に遊べます。初心者でも駆け引きなしに遊べるのがルーレットの醍醐味です。
ルーレットのルール概要
ルーレットは「Queen of Casino(カジノの女王)」とも呼ばれています。このルールをもう少し詳しく説明しましょう。
ルーレットでは、ホイールと呼ばれる円盤上の外周に沿って、1から36までの数字と0が書かれており、それぞれが玉の入るスペースで区切られています。
このホイールは回転させることができるようになっていて、回転させつつディーラーと呼ばれるカジノ側の人間がルーレットに玉を投げ入れます。
ルーレットはしばらくの間回転を続け、最終的にどの数字の玉が入るかはなかなか分かりません。
最後にルーレットの玉が止まったときに、その数字に賭けていれば当たり、そうでなければハズレとなるというのが基本的なルール概要です。
どの数字に入るかは完全にランダムですので、どの数字も出る確率は1/38となります。
一方で、ある一つの数字に賭けて(ストレートアップ)いて当たった場合の配当は36倍です。もし、誰も賭けている人がいないで「 0 」や「 00 」になった場合は全員がハズレとなります。
なお、賭け方ですが、ある1つの数字が出ることだけに賭ける方法しかないわけではありません。
2つに賭ける方法や3つに賭ける方法などがあり、最大では例えば偶数が出ることに賭ける方法や奇数が出ることに賭ける、つまり18個の数字に賭ける方法まであります。
なお「 0 」や「 00 」は偶数とは見なされません。先ほど述べたように、「 0 」や「 00 」が出れば全員ハズレです。
もちろん、賭ける数字の個数が多ければ多いほど、たとえ当たっても配当は少なくなります。18個の数字に賭けていれば、当たっても配当は2倍です。
ホイールの種類
カジノ ルーレットのホイールの種類、アメリカンスタイル.ヨーロピアンスタイル.機械式について説明しましょう。
カジノ ルーレットには、ホイールの種類として基本的に2種類あります。それがアメリカンスタイルとヨーロピアンスタイルと呼ばれるものです。
ルーレットには1から36までの数字が一つずつと、いわゆるハズレである0がありますが、
この0と1から36までの数字(37種類の数字)のホイールが「 ヨーロピアンスタイル 」で、0のほかに00まである(38種類の数字)のが{ アメリカンスタイル 」です。
つまり、計38個のうち2個がハズレとなるタイプがアメリカンスタイルとなります。
ヨーロピアンスタイルでは計37個のうち1個がハズレです。
この説明から分かるとおり、確率的にはヨーロピアンスタイルのほうがプレイヤーには有利です。
もしアメリカンスタイルとヨーロピアンスタイルのどちらも設置されているカジノに行った場合には、
迷わずヨーロピアンスタイルを選ぶべきだということになります。
ところで、機械式とはなんでしょうか。
ルーレットは回転しているホイールに玉を投げ入れるわけですが、この操作は普通はディーラーが行います。
ところが、人がやることですので、イカサマがあるのではないか?、多くのチップが賭けられている数字を外すように投げ入れるコツが存在するのではないか?と思うのがプレイヤーの心というものです。
そういう疑いを一切無くすために、ディーラーではなくて機械が自動的に玉を投げ入れるルーレットがあります。これが機械式と呼ばれるものです。
当然ながら、アメリカンスタイル、ヨーロピアンスタイルのどちらにもディーラーが玉を投げ入れるタイプ、機械式で自動的に玉を投げ入れるタイプのルーレットが存在しています。
カジノのルーレットの基本的なゲーム進行の手順
カジノでルーレットを楽しむためにもゲーム進行の手順を覚えておく必要があります。
初めてだと緊張するかもしれませんが、ゲームに参加することはそれほど難しいものではありません。
まずカジノのルーレットに参加する場合は空いている席に座れば良いだけです。
そして自分が賭けたい数字の所にチップを置いていくことになります。
賭けるために必要なチップですが現金やカジノチップを両替することになりまして、ディーラーに声を掛ければ両替してもらえます。
この時に分かりやすいようにチップの色を選択できる場合があるので自分の好きな色を指定してください。
賭ける時の注意点としてはミニマムベット(最小賭金額)とマキシマムベット(最大賭金額)が決められていますのでルールを守る必要があり、チップを置く場所によってもそれぞれ上限が決まっているので注意が必要です。
ルーレットの流れとしては、
ティーラーに現金を渡しチップと交換してもらいティーラーが投げるボールが
ルーレット内のどのスポットに落ちるかを予想してチップをベットします。
ボールが投げられた後ティーラーが「No more bet(賭けの受付はここまで)」と宣言するまでは
チップの移動・加減することは可能です。No more bet宣言後ボールがスポットに落ちると
ティーラーが数字を読み上げ、テーブル上の当たり数字の上にウインマーカーが置かれ
外れチップは没収され当たりには配当が与えられます。
清算後ウインマーカーが取り除かれ、ティーラーが「Please your bets(ベットしてください)」と宣言すると次のゲームが開始され再びチップをかけることができます。
このようにカジノのルーレットのゲーム進行の手順はそれほど難しいものではなく、簡単に参加することができます。
退席する際はティーラーに「Cash Out」と伝えます。
ベッティングシステムの概要
カジノのルーレットでは様々な賭け方ができます。この賭け方のことをベッティングシステムと呼びますが、ベッティングシステムの概要について紹介しましょう。
なお、1から36の数字と0のあるヨーロピアンスタイルのルーレットで説明しますが、00のあるアメリカンスタイルでも基本は同じです。
まず最初に説明しておきますが、どの賭け方でも期待値は変わりません。36/37になることに違いはないのです。
最も基本的なベッティングシステムが1箇所賭けです。どれか一つの数字に賭けます。
当たる確率は1/37であり、当たれば36倍の配当です。つまり期待値は36/37です。以下も同じような方法で計算できます。全て36/37になることが分かるでしょう。
次は2ヵ所賭けです。隣り合った2つの数字に賭け、配当は18倍です。
3ヵ所賭けは横一列の3つの数字に賭けます。配当は12倍となります。
4ヵ所賭けは、4つの数字の中心点に賭けます。配当は9倍となります。
続いて6ヵ所賭けです。これは横2列の数字の6個どれかが出ることに賭けるものです。配当は6倍です。
ここまではいわゆるインサイドベットと呼ばれるものですが、これ以外にもアウトサイドベットと呼ばれる賭け方があります。
1から12まで、13から24まで、25から36までが出ることに賭ける方法や、縦の一列12個のどれかが出ることに賭ける方法は配当3倍です。1から18までか19から36まで、あるいは偶数奇数、赤黒に賭ける方法は配当2倍となります。
インサイドベット
ルーレットのベット・テーブルを見ると、1から36までの数字が三列になって並んで書かれているところがあります。
ここに賭ける方法がインサイドベットと呼ばれる方法です。
1から36までの数字に賭けるとなると、結局のところ一つずつの数字にしか賭けられないではないか?と思うかもしれませんがそうではありません。
数字は四角で区切られていますが、その区切り線上にチップを置くことで、複数の数字に同時に賭けることができるのです。
もちろん数字の上にチップをおいて1か所賭けにすることも可能です。この場合の配当は36倍となります。
隣り合う2個の数字にまたがるようにチップを置くと2か所賭けになります。
またがる数字は縦方向でも横方向でも構いません。配当は18倍です。
次は、横に並んだ3個の数字に賭ける方法です。3個の数字の端の線上にチップを置きます。配当は12倍になります。
続いて、4つの数字の中心にチップを置く方法で4か所賭けができます。配当は8倍です。
4か所賭けの次は5か所賭けとなるわけですが、これはアメリカンルーレットにしかありません。というのも、0と00のあるルーレットでしか行えないからです。0, 00, 1, 2, 3の5か所に賭ける方法で、配当は7倍です。
最後は6か所賭けで、これの配当は6倍になります。このような賭け方をするのがインサイドベットです。
アウトサイドベット
カジノのルーレットの賭け方ですが、アウトサイドベットというのはテーブルの0や00および1から36の数字が書かれたところの外側の部分にチップを置いて賭ける方法です。
まずは、1から36の数字が書かれた外側、要は34, 35, 36の数字のさらに次のところにチップを置くスペースがあります。
「 2 to 1 」などと書かれています。
ここはつまりその縦1列の数字のすべてに賭けるという意味で、配当は3倍になります。
続いて、「 1-12 」, 「 13-24 」, 「 25-36 」と書かれているスペースがあります。
これは見てのとおり、その範囲内の数字が出ることに賭けるものです。配当は縦一列に賭けるのと同じで3倍です。
アウトサイドベットにはさらにこの外側にもチップを置くスペースがあります。
「 1-18 」, 「 19-36 」と書かれているスペースがあるでしょう。
これもさきほどと同様に、その範囲の数字が出ることに賭けるものです。配当は2倍になります。
アウトサイドベットの賭け方としてはあと2種類です。
一つは偶数か奇数かに駆ける方法です。「 even 」と書かれていれば偶数、「 odd 」と書かれていれば奇数のことです。
配当はどちらも2倍となります。
もう一つ、赤か黒かに賭ける方法です。
ルーレットの場合、0や00を除いて赤と黒は各18個ずつ、つまり確率的には偶数が出る確率、
奇数が出る確率と同じではあるのですが、
例えば赤はすべて偶数、黒がすべて奇数になっていたりするわけではなく、バラバラになっています。
ですのでこのような賭け方もあるのです。いずれも配当は2倍となります。
カジノのルーレットにおいて必勝法とされる賭け方
カジノの女王とも称され花形の1つであるルーレットは、事前の水平チェック等で公平性が強く確保されたゲームです。
ディーラーが出目を操作するような行為は非常に困難で、宝くじや競馬、競輪といった賭け事よりも、控除率が高いゲームとして人気があります。
それ故に様々な必勝法も考案されてはいますが、賭けの対象によって常に払い戻しの倍率が固定されている事もあり、
確固たるものは無いというのが実情です。
ですが、数学的な観点から、必勝に近しい方法は設定する事は不可能では無く、実際のカジノにおいても広く活用されています。
カジノのルーレットでの賭け方、ダランベール法とは
カジノでのルーレットのかけ方の一つに、ダランベール法と呼ばれるものがあります。
方法は比較的簡単で覚えやすいものです。初めは一単位から賭けをスタートさせます。チップ1枚でよいでしょう。
このダランベール法では、勝てば次のかけ金を一単位ずつ増やします。この場合ですとチップ1枚ずつ増やすということです。
一方、負ければ次のかけ金を一単位ずつ減らします。もちろん最低でも一単位はかけることになります。
連勝している限りかけ金がどんどん増えていきますから、連勝しているときには大きく稼ぐことができます。
一方で負けが混みだすとかけ金を減らしていくのですから、大損することがおさえられます。
勝ち負けが交互に続くようなケースではこのダランベール法ではその威力がなかなか発揮できません。
流れがあって、連勝することもあるけれども連敗することもあるというルーレットのようなゲームに向いている賭け方と言えます。
この方法のもう一つの特徴として、大勝ちはあまり期待できませんが、その代わりに大負けすることもあまりないということが挙げられます。
どれだけ負けが続こうが、最終的には1ゲームあたりチップ1枚ずつの損に留まるようになっているシステムだからです。
その意味では非常に安全策というか、ある程度の資金で長時間遊びたいときに向いています。
ある程度連勝したら切り上げるということでも良いでしょう。
ちなみにルーレット以外のカジノゲームでも応用の効くかけ方です。
マーチンゲール法とは
カジノでの必勝法としてもう一つ、「 マーチンゲール法 」がよく紹介されており、数学理論上は100%勝てると言われてます。
その方法とは、ゲームで負けた時、次のゲームの賭け金を倍にして賭けることで、前のゲームの賭け分を取り返すという方法です。
この方法はイーブンベットのゲームで使えます。
ルーレットでマーチンゲール法を使用する場合は、赤・黒や奇数・偶数に賭けるといった、
確率が1/2に近しい且つ払い戻し倍率が2倍のもののゲームで使うのが良い、ということです。
ただし、理論上は100%勝てるといわれるマーチンゲール法ですが、実際には2つの大きな問題があります。
1つ目は資金に限界があること、
ルーレットの色に賭けるゲームの場合を例にして説明するとこのゲームはイーブンベットではありますが、
その確率に反して現実には負け続けることもカジノではよくあります。
仮に最初のゲームを1ドル賭けて負けたとして次のゲームを倍の賭け金2ドル、そして4ドルと倍々に賭けていき10連敗したとき、
そこまでの損失は累計で1023ドルになってしまいあっという間に資金が底をつくことも十分にありえます。
2つ目にマキシマムベット(最大賭け金額)が設定されていることが挙げられます。
カジノではどのゲームにもマキシマムベットが設定されており、色に賭けるルーレットの場合ならだいたい500ドルぐらいで設定されています。
ですので負けが重なってしまうとマキシマムベットを超えてしまい負け分を取り戻せなくなることもあります。
このようにマーチンゲール法は連敗すると相応のリスクを負うこともありますので、
カジノで遊ぶ際はリスク管理(予め損切りの額を設定)と資金管理を上手にやり、必勝に近付く戦略を立てるのが一般的です。
ルーレットの控除率
カジノのルーレットで勝つためには控除率を知っておく必要があります。
基本的にギャンブルには控除率が設定されているため当たる確率と払い戻しが一致しないため勝ち続けることができません。
簡単に控除率を説明しますと胴元の手数料や取り分のことであり、ルーレットに参加するということは手数料分は取られた状態であり、それ以上に儲けるのは難しいのです。
控除率が高ければ高いほど勝つのは難しく、日本のギャンブルはこの数値が高いことでも知られています。
ではカジノのルーレットの控除率はどうなっているかと言いますと、約5%であり、日本の公営ギャンブルやパチンコよりも遥かに低い数字となっているのです。
もう少し細かく言えばアメリカンルーレットが5.27%、ヨーロピアンルーレットは2.7%ととても勝ちやすいものだと分かるでしょう。
控除率が5%であるのであれば裏を返して還元率は95%になります。
100万円賭けたとしたら95万円返ってくるのですから上手くすれば5%の数字は勝ち越せる数字と言えます。
一般的なギャンブルは20%を超えるのはザラになりまして、考え方次第、戦略次第、賭け方次第でいくらでも勝てる数字になります。
長期的にカジノで賭ければ控除率の数値に収束していくことになりますが、
勝っている人は冷静に判断して、負けた事も考えていますし、この数値も知っていますのでそれを踏まえた上で戦略を立てています。
カジノのルーレットは低い数値になっていますから遊び感覚で参加してもそれほど大きく負けることもないので安心して遊べるとも言えるでしょう。
掛け声は必要?
カジノのゲームでは基本的にそれほど言葉でのやり取りは必要ありません。
言葉は基本的には全て英語ですが、別に英語力の差が勝負につながるなどということはないわけです。
カードゲームでもほぼ会話など不要で、ジェスチャーで示すことも多いです。
ルーレットでも同様で、はっきり言えば全く言葉など分からなくても、
場の状況だけ見ていれば賭けは楽しめますし、それで勝ち負けが左右されることもありません。
しかし、ルーレットでも何でも、ディーラーが何を言っているのかくらいは分かったほうがよいゲームを楽しめるでしょう。
ゲーム進行の手順でも説明したように、ルーレットでのディーラーの掛け声は基本的に2つです。
一つは、前回のゲームの清算が終了し、次のゲームの賭けを促すための掛け声です。
Please bet. とか Bet, please. あるいはPlace your bet.などと言っていることが多いでしょう。
どうぞ賭けて下さい、
という意味です。
ルーレットの特徴の一つとして、プレイヤーがその掛け声に従ってチップを置く前、
どこに賭けようかと考えている間にもゲームが始まることです。
ただし、どんなルーレットでもそうとは限りません。
チップが完全に賭け終わってからしかルーレットを回さないような場合もあります。
そしてもう一つ、
ルーレットが回り始めた後でもチップを賭けられる場合であっても、
ディーラーは頃合をみてそれ以上の賭けをストップさせます。
このときの掛け声が、No more bet. です。もう賭けないで下さいという意味です。